Tom

マリアンヌ

2012年01月31日 23:10

ブラジルの実家で飼っていた愛犬のトム。

1月28日に天国へと旅立ちました。

17歳。

ワンちゃんにしては、とても長生き。

17年間、病気もせず

ーもちろんここ数年で目が見えなくなったり、耳が遠くなったりはしたけどー

大往生でした。


私がトムに一目で恋に落ちたのは、小5のとき。

ただ見るだけ…そんなつもりで行ったワンちゃんフェアでのこと。

白くてフワフワなビションフリーゼを胸に抱いた瞬間に、ビビビときました。

たくさんいた子犬の中でも、いちばん元気だったのがトムでした。


姉も母も乗り気じゃなくて。

よくありがちな、

「どんせお母さんが面倒見ることになるんだから。」

「ううん、絶対に私が面倒見る!毎日お散歩にも連れて行く!」

なんてお決まりなやり取りもしました。

駄目もとでのお願いだったけど、意外にも父が味方で。

その日からトムは家族になりました。


父は、動物を飼うことで、生き物にも優しくなれる思いやりのある人間になって欲しいと考えたようです。


トムとは、私が高校を卒業して日本に来るまでの8年間を一緒に過ごしました。

毎晩一緒に寝て、

学校から帰って来たらいつも飛んで来てくれて、

ときには兄妹みたいに本気で喧嘩して。。


毎晩「トム、寝るよ」って声を掛けるのが日課なのに、

何も言わずに先に寝ちゃったら、すごくいじけて悲しそうにしてたのが、今でも忘れられない。


怖がりで、よく吠えて、何でも食べて、お粗相もよくして、、

ちょっこ困ったちゃんだったけど、憎めないヤツ。

そんなトムが、大好きでした。


トムが天国に行っちゃったのを聞いたときは、涙が止まらなくて。

もう10年近く離れていても、その喪失感は大きくて。

ブラジルに帰ったら、いつでも会えると思っていたから。

もっともっと可愛がってあげたかった…なんて今更思ってしまうけど。

お前が可愛がってくれなくても、十分お父さんとお母さんに可愛がってもらったよ!って言われそう。


17年間お疲れさま。

またいつか会おうね。


Tom, R.I.P.

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